《いかさま師》ひさ子

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藤巻「あれ?大山、てめぇ、足んねぇんじゃねえか?」 藤巻先輩が目ざとく、牌を数え始める 藤巻「ほら、少牌だ。てめぇは上がり放棄だかんな」 大山「そんなぁ!!!なんで僕だけには言うのさ!!」 もう引いた牌を切るしかない大山先輩 ひさ子「ロン」 とひさ子先輩 大山「え、誰が誰に?」 ひさ子「あたしが、あんたにだよ」 ぱたっと、ひさ子先輩が牌を倒す 東南西北白發中の字牌七枚 大山「なにそれ・・・・・」 ひさ子「国士無双十三面待ち、ダブル役満」 大山「七枚しかないのに十三面で待てるって矛盾してない!?」 ひさ子「あーしかも字一色だ。トリプル役満」 大山「ええぇぇー!!」 藤巻「ひゅう・・・・・国士無双で字一色なんて、生まれて始めて見たぜ・・・・・」 大山「だって不可能だもん!!」 こうして大山先輩は箱を頭に四つ被ることになったのでした・・・・・ ひさ子「当面回ってきた食券は無条件で私に回しな」 大山「そんなぁ・・・・・」 冷酷無比にして残忍、しかも傲慢 そんな悪魔のようないかさま師がひさ子先輩なのだった
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