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「ぎしゃぁああ!!」
平成何年かの、4月。
二岡御羽は大々的に貼り出されたクラス票の前で奇声を上げた。
一緒に登校してきた城崎小春が驚いて御羽を見る。
「み、御羽ちゃんどうしたの?」
「今年も丞さんと一緒なんですよ!小春さんも一緒だし!!3組!」
「本当!」
小春も自分の名前を見つけて目を輝かせた。
「…というか全く変わってないじゃない!!」
小春は輝かせた目の光を失ってしまう。
そう、3組は何故か毎年メンバーが変わらないのだった。
1年3組も、2年3組も同じクラスメートだったのだ。
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