viviちゃん★の場合

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重厚な扉をゆっくりと押しホテルのパーティ会場に入るワタクシこと、viviちゃん★。 つか、自分のコト『ちゃん』付けで言うな! 気持ち悪いわ!(←自分がつけたんじゃん) ってコトで今から『ちゃん』付けヤメ!(←勝手) 「うわ~、ここがパーティの会場かぁ」 (むっちゃデカいやん!ウチ確実浮いてんちゃうん?) キョロキョロと普段顔見ることがない参加者たちを眺める。 (ちょい待てぃ!みんなオシャレ過ぎへんか!?…アカン、ウチ完全アウェーや…泣きたなってきた) 「とりあえず、はなび様や!はよ見つけんと」 周りから見ると完全に挙動不審なヤツにしか見えないくらいキョロキョロ見渡す。 (ん?『参加クリエイター様のイメージイラストの部屋』?) 「おおっ!!ヨガット兎(笑さんの!!」 気になったので少し覗いてみる。 「うっは~、なんかイメージ通りやぁ!!流石やなぁ」 (…でも、ウチなんで元気でパワフルってバレてんの?まぁ、単純で分かりやすいからなぁ…) クリエイター様たちのイラストを見てホクホク笑顔のまま会場に戻る。 (って、満足しとる場合か!?はなび様おろか他のクリエイター様にまだ一人も挨拶出来てへんやんか!) またしてもキョロキョロと辺りを見渡して声をかけれそうな人を探す。 (あ!あの人、一人でおる!声かけてみよ) 「あのぉ…」 声をかけようと走り出した瞬間私の足は何かに躓いてしまい盛大にすっ転んでしまった。 「イタタタタ…、もぉ!!何やねん!?」 慌てて体を起こして、躓いた物を確かめる。 (…何コレ?) 「フフッ、大丈夫?」 座り込んで躓いたものをジーッと見ていると、後ろから声をかけられる。 振り向くとそこにいたのは…。
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