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「……ん…」   いつもの様に少女は けたたましい機械音によって 目を覚ます。 音源の物にゆっくりと手を 伸ばし騒がしいソレを止める。 そして気怠そうにベット から起き上がる。   また退屈な一日の始まりか、と 心の中で小さく呟くと 寝室から出て行った。     朝食、着替えを終えた少女は 不本意に通っている学校に 向かう為に玄関へと足を運ぶ。 少しばかり小さくなった 靴を履き、何度か床に叩き付け ドアノブを捻る。 ギイィ、といかにも建て付けの 悪い音が耳に届く。
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