再会

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第一形態・砲は単発型 それ故、流星岩や混沌の薙刀の氷柱連弾、波流連弾の様な同時多角攻撃への対処法には向いてない アイズも7年前、それを知っていた為、またも焔熱波を囮として使ったのだ 弱点を知っているクルスの前で態(わざ)と焔熱波を出し、拡散する前に攻撃させた そして、クルスが氣で造られた砲弾を発射した隙に、流星岩で形態を変更させる暇も与えない程の連続攻撃 流星岩は殺傷能力は高くない 幾つか直撃しても死に到る事はない これがあの一瞬で思い付いたアイズの作戦だった しかし、その作戦はまるで卵を握り潰すかの様に、簡単に打ち砕かれる事となる 「こんなもんで殺せると思ってんのか?」 ――さっきからあいつからは殺気を感じない。 殺す気満々の俺に余裕を持ってるのか?。 それは切り札として腰に据えられたあの剣を持っているからなのかは知らねぇが、殺す気が無いのは確かだ。 そうでなければ、圧倒的な能力を持つあいつが組み手などやる筈がない。 舐めてやがる。クソ野郎が。 それが苛つくんだよ。 相当苛ついているのだろう 右腕の大砲からは野球ボールくらいの丸い玉が無数に放たれ、岩を少しづつ粉々にしていく 「連射型?。そんな事も出来るのか」 「ああ。お前を殺すために色んな力を身に付けたよ。例えばこいつとかな。 第三形態・眼」
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