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最初の犠牲者はアルヴィネス王国のブランカ氏。
彼は体を見るも無惨に切り裂かれ、臓物が飛び出していたらしい。
発見したのは朝方、ペットの散歩をしていたビエドマという一人暮らしの女性。
彼女は急いで近くの王律騎士団支部に連絡したが、有力な情報が得られなかったようだ。
次の被害者はラウソンという女性だ。
友達のデセアという人物と二人で遊びに行った帰りの夜道の出来事だったらしい。
デセアは本能的に大きな悲鳴を上げ、民家の人々が騒ぎを聞き付けたおかげで特に外傷は無かったようだ。
彼女の目撃証言によると犯人は赤い長髪を垂れ流した半袖、短パンの小柄な男。
人を殺す時に頬を吊り上げていたらしい。
その後も同じように被害者の情報が事細かく記載されていた
そしてページをパラパラと捲り適当な所で止めるとこう書かれていた
この人物は、かのアルミナと同じ位の大犯罪者だ。
私はこの鬼神と言う名の愉快犯を絶対に許さない。
必ず彼を抹殺してやる。
平和の為に……。
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