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更にページを幾らか捲ると最後のページにはこう書かれていた
漸く犯人が捕まった。
名前はポルトと言うらしい。
良かった。これでアルヴィネス王国に平和が訪れる。
国王様のおかげだ。
僕も1つ心配事が減った。
これでぐっすり眠れそうだ。
第Ⅲ隊隊長プラタ
ルーナは読み終えた時大きく目を見開いた
この本を書いたのが元老帥のプラタだからではなく、自分をボロボロにした男と髪の長さ以外まるっきり特徴が同じだったからだ
更に1つの懸念が浮かぶ
――どう考えても今日会った人は10代後半~20代前半の男。
50年前に生きてる筈がない。
それに鬼神ポルトはもう死んでる。
……只の影武者か。
それによりアルミナって誰?
ポルトと同じ位の大犯罪者なら名前くらい聞いたことある筈なのに。
暫く考えてもアルミナについて思い出せなかったので、アルミナに関する本を探してみたがこれが見付からず、更にいくら大まかにラプラに治療して貰ったとはいえ、万全とは言えない体が重く感じ始めた為、ルーナは元あった所に戻し書庫を後にした
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