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ヴィラの提案にユウリも納得した。
「確かにその方が良いですね。じゃあ私は遠距離から動物を大量に呼んで攻撃します。幸い辺りには隠れるには十分な岩場が沢山ありますし」
「私も了解です」
ユウリに続きルーナもヴィラの提案に賛同する。
「クルス。お前はどうだ?」
ヴィラは終始無言だったクルスにも話を振った。
「それでいい」
任務の内容にもクルスは大して興味が無い。
「よし。何かあったら無線で連絡を。じゃ、解散」
ヴィラがそう言うとクルスは真っ先に自分の寝室へと向かい始めた。
――相変わらず任務なんかどうでもいいって感じだな
なぁ、クルス。一人で辛くないのか?
人は一人では生きていけないぞ。
去っていくクルスの後ろ姿にヴィラは心の中で呟いた。
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