古城の戦い

10/12

307人が本棚に入れています
本棚に追加
/189ページ
先程のヴィトリアの発言でヴィラは確信した。 ――マジで天授十器持ってるみたいだな、このヴィトリアってやつ。 となると、右手にある金色のゴツイ銃が妥当だな。 銃型の天授十器………あれが六星銃ってやつか。 こいつは俺がやるか。 「クルス。ヴィトリアって奴は俺がやるからお前はサントスってやつ頼む」 「ああ」 ヴィラはクルスの了承を得ると、ヴィトリアと二人で古城から見て左側に、サントス、クルスは右側に移動を始めた。 双頭狼・黒の派閥 それぞれのリーダーが古城の前から姿を消すと、また人間と動物の群れは争いを始めた。 地鳴りが響き、夥しい血が流れるそこはまた小さな戦場と化す。
/189ページ

最初のコメントを投稿しよう!

307人が本棚に入れています
本棚に追加