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先程のヴィトリアの発言でヴィラは確信した。
――マジで天授十器持ってるみたいだな、このヴィトリアってやつ。
となると、右手にある金色のゴツイ銃が妥当だな。
銃型の天授十器………あれが六星銃ってやつか。
こいつは俺がやるか。
「クルス。ヴィトリアって奴は俺がやるからお前はサントスってやつ頼む」
「ああ」
ヴィラはクルスの了承を得ると、ヴィトリアと二人で古城から見て左側に、サントス、クルスは右側に移動を始めた。
双頭狼・黒の派閥
それぞれのリーダーが古城の前から姿を消すと、また人間と動物の群れは争いを始めた。
地鳴りが響き、夥しい血が流れるそこはまた小さな戦場と化す。
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