金色の銃と青い薙刀

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得体の知れない敵の技にヴィラは戸惑いの表情を伺わせる。 「磁力さ」 ヴィトリアはその疑惑に答えた。 「磁力?」 当然の事の様にヴィラは疑問符で返した。 「そうだ。氣で強力な磁力を持つ弾丸を作り、直ぐ後ろに相反する磁力を作る。 そして、一気に後方の磁力を弾丸と同じ磁力にし、その反発力を利用する。 これにより速度を飛躍的にあげることができんだよ」 天授十器はそれぞれが氣を内蔵した武器、つまり天授十器と能力者は=の関係にあたる。 ただし、内蔵されている氣の量は人間の比ではない。 「長々とご高説ありがとさん。 お礼に俺の天授十器のホントの姿を見せてやるよ」 ヴィラは不敵に笑う。
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