金色の銃と青い薙刀

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氷柱はヴィトリアの左足、右足、右腕に氷柱が突き刺さっており、更に左肩には服が破け真下に血が滴る。 2つを相殺し、寸前のところで左肩に向かった氷柱を掠(かす)めるのが限界だったようだ。 「まだまだ終わらねぇぜ」 追撃として大きな氷塊が上空に現れた。 大きさはヴィトリアの四倍近くあり、そのまま重力に身を任せ、巨大な氷塊はヴィトリア目掛け落下する。 「氷塊落とし」 それを見たヴィトリアは瞬時にリボルバーを2つ動かすと、同時に六星銃が光だし六星銃から光線の様な弾丸が発射される。 光線は氷塊のど真ん中にぶち当たり、大きく分けて四つに砕け、ヴィトリアの前後左右に囲むように落ちた。 「くっそがぁぁ!!」 視界を奪うほど高い氷解にストレスを感じたヴィトリアは力一杯、左手で眼前に聳え立つ氷を殴った。
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