派閥からの脱退者

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「まっ、悪い奴等じゃないから気にすんな」 先頭を歩くヴィラは、右斜め後ろのルーナに優しく言い放つと前を向き怪訝な表情をする。 ――それより、戦争って何だ? デカイって言ってたらしいけど、規模はどれくらいだ? 相手は誰だ? そもそも黒の派閥と王律騎士団に、戦争をけしかける組織なんてあるのか? そんなのただの自殺行為だ。 王律騎士団の奴等、一体何を知ってやがる? 様々な疑問がヴィラの頭の中に巡るが、解決出来る疑問は何一つ無かった。 ――まぁ、これは一度本部に伝えておいた方がいいな。 ……てか、飛行機呼ぶの忘れてた。
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