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「波流連弾」
ヴィラは力の無い声で呟くと刀身から水が生まれる。
「やはり水の力を……」
水は次第に、6つの丸い玉と形を変えた。水の玉が動き出す
アイズは突進する6つの玉を最小限に、軽やかに避けた。
「さっさと貴方を始末するしかないですね」
ポルト程では無いがアイズも十分に速く、直ぐに方向転換し右に避けた。
理由は背後から先程の水の玉が襲ってきたからだ。
「ちっ、厄介になってきたな」
動く水に冷静沈着な男の目は少し開いたが、直ぐに平静を取り戻し、周囲に薄い膜を張る。
「第二手・氣護壁」
追跡能力の付いた水の玉は膜に当たると次々に破裂し荒野を濡らし、ただの水となった。
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