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「多いな。仕方ないか・・・。下がってろ ミリア。」
ルークはそう言うと剣を納め、首から下げているペンダントに触れる。
「えっ?」
何をするつもりか問おうとしたミリアだが、ルークは構わず虚空へと向けて言葉を紡ぎ出す。
「気高き竜の魂よ 我が名はルーク・スパイラル 汝と契約せし者なり 溢るるは力 脈打つは鼓動 千の魔竜の頂に立つ者よ 今定められし法に従い 汝が証を示せ 出でよ 竜王バハムート!!」
ルークの言葉が終わると共に彼のペンダントが輝きだし、ミリア達の目の前に大きな魔法陣が現れる。
魔法陣は一瞬まばゆく輝いたかと思うと、硝子が割れる様な音をたてて弾けた。
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