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二年生になった春……
毎年恒例、『新入生勧誘大会』
という名の新入生をまず部活の仮入部に誘い込み、をしてた。
「ったく……ほんまにテニスやりたいやつが入ってもらわなアカンねんから、こんなんしゃんでもええやん……」
「白石!!次期部長が何ゆうてんねん!!…俺がひとっぱしり探してきたるわ☆」
「謙也は元気やなぁ……」
「ほな、行ってくるで♪」
そういって自称浪速のスピードスターは颯爽と走っていった。
「………」
俺は後ろで無言で立ってるやつに気付いた。
「………」
無言で見つめてくる。
黒髪で前髪が若干目にかかってて、五色のピアスが光ってた。
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