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「はい。ここがコートや。」
「…ありがとうございました。」
「打ってくか?ラケット貸したるし、相手したんで?」
「…ほな頼みます。あんた強いんすよね?」
「打ってから自分で判断しぃ。」
そう言ってコートに入る。
「しはーん!!ちょっと場所借りるでー!!」
「構わん。」
「じゃあ財前君。いくで。」
初心者やと思った俺は、かるーーくサーブを打った。
そして見事なリターンエースをとられた。
「な………」
「クラブチームでやってたんすわ。本気でやって下さい。」
「それを先に言わんかい(苦笑)」
そして、次は容赦なくサーブをラインギリギリに打ち込む。
パーーン!!
シュン!!
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「「ハァ…ハア……」」
疲れ果てた2人はコートに倒れこんだ。
結局、1ゲームマッチで試合をし、ゲームカウント7-5で勝った。
正味ここまでやるとは思ってなかった。
「自分……めっちゃ…やるやん。」
「…あんたも……流石…次期部長……ッスわ…」
」
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