沖縄戦、再び

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何とか河合はヘリにたどり着いたとき、河合は遠く建物の二階で何かが光るのを見つけた。 彼は直ぐにそれがスナイパーだと判断し、ヘリに飛び込んだ。 もといた場所には砂煙が上がった。 「狙撃手、11時の方向、建物の2階!」 河合がそう叫び、ミニガンの射手が即座に応戦した。 弾丸の嵐はコンクリートの壁を土壁を崩す様に破壊し、スナイパーをミンチにした。 全員が乗ったのを確認するとヘリは直ぐに離陸した。下方からは銃撃が続くがミニガンが蹴散らす。 河合は外の景色を見ると、同じく脱出しようとする自衛隊のUH-60が目に入った。 突如、後方から白煙を延ばしながらミサイルが一直線にそのヘリに向かう。ミサイルはヘリに命中し、ヘリは出力を失いクルクルと落ちていく。 ヘリのドアからは隊員が遠心力により放り出されていく。 『メーデー!メーデー! こちらフタヒト、墜落する!救じ…』
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