闇夜に紛れて

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『川崎、ナイスショットだ。キャンプへの侵入を完了した』 スコープ越しに灘本がナイフを仕舞い、15式小銃を構える姿を確認して川崎は安心した。 「了解、司令官のテントまでもう少しです。兵舎の裏を迂回して移動して下さい。敵も少なく、ヘリにC4を設置できます」 川崎はそう言い、M24のボルトを後退させ排莢し、それを倒し弾を装填した。 『分かった、ピンチの時は頼むぞ、アウト』 無線を切ると川崎は再び、スコープを覗いた。
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