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おれは幼いころ両親にこの宮廷の前に捨てられた。
そして国王に拾われ養子となった。
おれは宮廷の子として育てられた。
国王には一人息子がいた。
そうアイツだ。
アイツとは同い年だったしお互い友達もいなかったからすぐ仲良くなった。
遊んだり、ケンカしたり。
みんな小学校に行くくらいの歳になると街から先生を呼び一緒に宮廷で勉強したりした。
2人は親友だった。
しかしそれが一変したのはおれが確か10歳になったころだっただろうか。
国王が病に倒れた。
そして国王の代わりにコンウ伯爵が国を治めるをするようになった。
コンウ伯爵は国王の実の子でないおれとアイツを引き離した。
おれはそれから宮廷の掃除夫として働くことになった。
それからだあいつの態度が変わったのは。
よくおれを呼び出しては言いたいほうだい言って見下すような目でおれを見る。
おれが話たいことがあっても全くとりあってくれない。
国王の容体が回復し国務に復帰してからもおれの立場は変わらなかった。
おれは身の上はますます小さくなっていった。
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