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「よし。じゃあ一発で
○メートル投げてみな」
先生が言った。
ノルマである□メートルより、少し縮めた○メートルに、先生は設定してくれました。
「は……っ…はぃ…」
汗と涙と鼻水とでぐしゃぐしゃになった顔をゴシゴシ拭い、
全力で投げ突っ込んだ。
ドンっと音をたてて、
○メートルの線を越えた。
………良かった
びしょびしょのTシャツをグッと握りしめて、
私は夜空を見上げた。
今…すごい明るい。
砲丸が落ちたところが、ハッキリ見えた。
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