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おっと、こんな話をしてる間に、担任の話が終わったみたいだ。
「歩ー!ほら、見て。」
麻璃があたしの席に来て、廊下を指差して言った。
そこには、池橋と紗優紀が二人で仲よさそうに歩いてる姿があった。
実際見たら、結構キツいね。
そーいえば、
「池橋野球部なのに、あんな堂々としてていいの?」
素朴な疑問を麻璃にきーてみた。
野球部は恋愛禁止なのだ。
この現代において、そんな部活があるなんて、最初はビックリした。
…まあ隠れて付き合うヤツなら今までもいたけど。
「あ、そーだよね。
ま、もうちょっとで部活も終わるし、いーんじゃない?」
「あたしたちはまだ終わんないけどね。」
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