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ピタッとクランは足を止めた
背後に気配を感じたからだ
腰の位置に差してある剣を持ちいつでも抜けるようにして後ろを振り向いた
誰か居る…
「初めまして」
よく分からないが後ろにいた青年は挨拶してきた
顔はかなりのイケメンだと思う
だがクランに衝撃がはしる
目の前にいる人物の頭上を凝視すると…
……ウサギ………耳……?
いや有り得ないだろ
人体にウサ耳だと…?
無い無い有り得ない
……あぁあれか…
コスプレ的なやつか
「……💧」
ハッと我に返るクラン
ク「何の用だ」
「誰だとは聞かないんですね」
ク「興味無い」
「それは残念です…僕はあなたが好きなのに」
ク「……………………」
なんだコイツ…………‼
クランが剣を抜きウサギ男に刃先を向ける
その目から感じ取れるのは明らかな敵意と警戒…
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