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「なるほど。」
やっぱり…な。
頷きながらそう答えた。
でも、まだあるみたいだ。
そんな顔をしている。
「わしは、この国から
飛行機は無くなればいい
と思っておる。」
へぇ…そんな人もいるのか。
「明日、政府の奴らに
暴動を起こしてやる
んじゃ。そうしてやれば
この国から飛行機が
消えよるかもしれん。」
「・・・。
それは、どの位の
規模なのでしょうか？」
「この国の半分位の
人数で暴動を起こす
つもりでおる。」
おじいさんの目は
決意の目だった。
「なるほど。
がんばって下さい。」
何かまだ引っかかってはいるが、
今日には国を出た方が
良さそうな気がする。
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