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なんとなく。
おじいさんは、その後
ベンチに座り何事も
無かったように、
空を仰ぎ遠くを眺めていた。
午後にさしかかり、
ホテルに行き、一室で
ﾛｰｽﾞ(６発式のﾘﾎﾞﾙﾊﾞｰ銃)
の手入れをして、
風呂を浴び、
少し遅く昼飯を取った。
ホテルのﾁｪｯｸｱｳﾄをすると、
なぜか？と聞かれたので、
(多分早かったからだ…)
風の便りですよと答えた。
よくわからない。
という顔をされたが
スルーの方向をとる。
携帯食料と、燃料は
もてるだけ持った。
(この国では旅人は
特別扱いで、料金を
取られる事は無かった。)
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