第1章 発案

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律)唯、どうかしたか? 唯)うん、私達もうすぐ卒業なんだよね・・・。私、あずにゃんが軽音部に入ってからいろいろお世話になりっぱなしで何も返せてないと思うんだ・・・。 律)そういえばそうだよな。唯はいつも梓に頼りっぱなしで迷惑かけてたもんな。 唯)りっちゃんに言われるとなんか腹立つなぁ。 澪)で、それがどうしたんだ? 唯)あずにゃんに卒業前に何か返せないかなって思ったんだけど、何をどう返せばいいのかわかんなくて・・・。 紬)そんなの簡単じゃない。私達が返せるものと言ったらあれしかないでしょ。 澪)そうだよな、あれだよな。 唯)? 澪)まだわかんないのか、唯? 私達は今まで何をしてきたんだ? 唯)・・・・・あっ、そうか! 『歌』か! 律)でももう卒業式まで2ヶ月もないぞ。今から歌詞考えて曲作って練習しなくちゃいけないんだぞ。卒業式までに間に合うのか? 紬)大丈夫! 曲は私がなんとかするわ。1週間もあれば出来ると思うの。 澪)ベースラインとギターパートは私も協力するから・・・。 紬)ありがとう、澪ちゃん。
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