4人が本棚に入れています
本棚に追加
『こんにちは』
ふと声をかけられる
そこには、黒いスーツを着た男が立っていた
『…こんにちは』
初めて見る顔で、俺は少し戸惑う
男は、俺の座っている席の向かいに座る
『さくらさんの事、心配ですか?』
『えっ?!』
『びっくりさせてしまって…失礼しました。私、あの世と現実の世界の橋渡しをています。』
『…橋渡し?』
『はい。心残りした方のお手伝いといいますか…言葉を伝えるお仕事ですかねぇ』
『言葉…ですか』
『はい。お手紙という形でお伝えするんです』
最初は半信半疑で聞いていたが、男と話をしていたら…
さくらに逢いたいと強く思った
最初のコメントを投稿しよう!