BLOOD Covered KNIFE エピローグ

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その時ふと、倒れた後ろの男に目が行った。 男の体から大量の液体が道路を流れ、排水溝へと伝っている。 その液体は黒く、この夜の闇の中では保護色になって水溜まりのようだ だがハッキリと見える。 闇のように黒く、だがどこか赤い。 ハッキリと感じる。 鉄分の独特な匂い、舌が渇くような感覚。 血だ…。 血。 血 血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血。
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