幸せの音。
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「…ただ。」 たいちは少し言いにくそうに言葉をつまらせてから、話を続けた。 「店をすぐには辞めれないんだ。 オーナーにちゃんと気持ちは伝えたから、妊娠が分かれば、すぐに辞めれるみたいなんだけど…。 だからそらには、もう少し不安な想いさせちゃうかもしれないけど…うわっ!」 話の途中に、思いっきりたいちを抱きしめた。
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