1⃣、一日24時間て長く感じる!

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エレベーターでは遅くなってしまうのでエスカレーターを使って七階に行く。 「すみません!!通ります!!」 エスカレーターの左側を走っていく彩月。そして腕を引っ張られる俺。 彩月の顔が必死過ぎるだろ… 「ちょ…マジで腕ちぎれそうなんだけど!!一旦止まってくれ!!」 「そんな時間あるわけないでしょ!!あと10着しかないのよ!!止まる余裕なんてないわよ!!」 さっきかなり余裕そうな顔してたくせに! 言葉が矛盾してるつうーの!! とりあえず彩月の走りが速かったので1分ぐらいで七階についた。 「ハァ…ハァ…とりあえず着いた。」 「ハァ…ハァ…腕ちぎれそう…」 今にも泣きそうな俺。 運よくエスカレーターを上がってきた真ん前に目的の服屋があった。 その店の前に白いワンピースが一着だけ残っていた。 「良かった…一着だけ残っていた。」 安心の笑みを浮かべる彩月。 「とりあえず早くとってレジに持っていけよ。 俺もう疲れたよ…」 早く済ましてほしい…腕痛いしクタクタだから… 「わかってるわよ!」 そう言って白いワンピースに手をかける。 しかし反対側からその白いワンピースに手かけてきた人がいた。
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