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「たく…これから気をつけなさいよ!」
「はい……わかりました…」
次なんか言ったら三途の川見ることになるだろ…
するとさっきから彩月が腕を組みながらチラチラとこっちを見てくる。
「なんだよ?言いたい事があるなら言えよ!」
「な!別になんもないわよ。しいて言うなら…あんた…今日暇?」
横を向きながら聞いてくる彩月。
「まぁ…暇っちゃ暇かな。なんにもやることないし…」
「そ…そう。」
と後ろを向く彩月。
なんか…様子が変だな…
「あのさ…あたしこれから近くのデパートに買い物行くんだけど…その……えっと……
一緒についてきてくれる?」
「……へぇ?」
いきなりなんだ?さっきまでかなり怒っていたのに急にどうしたんだ?
しかもモジモジして顔を赤くしながら言ってる感じがかなりドキッときた。
「か…勘違いしないでよね!今日一緒に行くはずだった友達が急に行けなくなったのよ。一人で行くのは嫌だから仕方なくあんたを誘ったのよ。べ…別にあんたとなんか行きたくないんだからね!特別よ!特別!」
「……で結局どうすればいいの俺?」
「だから一緒に行こうて言ってるでしょ!
日本語通じてる?」
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