141人が本棚に入れています
本棚に追加
玄関に向かう俺と彩月。
「あら。出掛けるの?二人でデートなんて若いっていいわね。」
母さんが羨ましそうに言う。
「ち…違うわよ!なんでこんな貧弱な奴とデートなんてしなきゃならないのよ!おまけよ!おまけ!」
まさかこんなに言われるとは…
ハハハ!まぁ慣れてるんだけどね!
あれ?目から涙が…
「フフフ。まぁ二人で楽しんでらっしゃい。でもあんまり遅くなっちゃ駄目よ。
あと二人でホテルに泊まっちゃ駄目よ。いろいろ問題がおきるから。」
「「んなことするか!(ないわよ!)」」
二人同時でツッコム。息ぴったりだったな今…
でまぁ外に出る。
「まったく!お母さんたら。一体何を考えてるのか。」
「ほんとだな。とりあえず駅に向かうか。」
そう言って歩いていく。
少ししてから彩月が喋り出した。
「あんたあたしと二人きっりで泊まりたいとか思ってないでしょうね?」
「んなこと思うか!大体そんな事聞いてくるお前はどうなんだよ?」
「ハァ!?そんなことあるわけないでしょ!一体何考えているのよ!大体あんたといたらヘドが出るわよ!」
彩月さん…もうちょっと言葉使いって言うものを覚えてくれませんか?
ヘドが出るって…女の子なんだからもうちょっとオブラートに包んで言って欲しかった…
あれ?目から涙が…
「とにかく早くデパートに行くわよ!
あとあたしから1メートル以上離れて歩いてよ!
あんたとなんか一緒に並んで歩きたくないんだからね!」
まぁさっきから凄く傷つく言葉ばっかり言ってくるとは…
あれ?目から大量の涙が…
最初のコメントを投稿しよう!