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しかしチラシを見て思い付いた。
「なぁ彩月。あそこにチラシがあるけど…もしかしてあれがあるから行くって言ったのか?」
「そうに決まってるでしょ!それ以外に行くわけないでしょ。
安売りしてるから行くのよ。」
彩月はお小遣いをもらっているがほとんどを貯金している。
偉いね~…俺なんか一円も貯金したことないのに。
だから残りの小遣いはこうやって安売りしている時に買いにいくらしい。
なんか主婦みたいだな…
「なんたって大安売りよ!しかも全部半額!例えば一万円する服が五千円で買えるのよ!ブランドのものだって半額よ!
行かなくてどうするの!」
かなり熱く語る彩月。あの~ここ電車ですよ……
周りの人がクスクスと笑っている
「あ!………コホン。とにかくこいう時しか行けないの。」
それに気づいた彩月。顔を赤くしながらなんとなくごまかす。
まぁ熱くなりすぎには注意しましょう。
「今日は欲しい服の他にもいっぱい買うと思うから荷物持ってよね。」
「ハイハイわかってるよ。
でもそんなにいっぱい買って大丈夫なのか?」
「いいのよ。たまにはパァーと使いたいのよ。」
それから電車は目的地に着いた。
駅の改札口を出ると目の前に大きなデパートが見えた。
このデパートはかなり大きい。
地上20階建て。地下は3階。
生活に必要な物はすべて揃ってあり他にも花やレジャー用品。服とかも置いてある。
ホームセンターでよくね?って心の中でツッコム。
とりあえずデパートの中に入る。
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