141人が本棚に入れています
本棚に追加
「オーホホホ!!ジャンケンを選んだ貴方が悪いのですのよ。
わたくしこう見えてもジャンケンは一度も負けたことないですの。まぁわたくしが強運の持ち主だからですね。だから貴方みたいな庶民に負けるはずがありませんわ。」
女の子は扇子を口の前に広げながら高らかに笑う。
そのころ彩月は崩れた状態のまま…
「さて…わたくしが勝ったので白いワンピースはわたくしのも…」
っ女の子は白いワンピースが置いてある方を向く。
しかし何故か白いワンピースは無くなっていた。
「へ?なんで無いのです………………ってんにゃ!?」
女の子はレジの方を見た。
そこに白いワンピースを持って会計をしている人がいた。
どうやらジャンケンしている間に他の人に取られたみたいだな…
「そ…しょんな~!!!!」
女の子はショックのあまり倒れてしまった。
「お嬢様!大丈夫ですか!?」
「お嬢様が倒れてしまった!!今すぐ救急車を手配しろ!!」
いきなり現れた黒服の人達。
サングラスを掛けている。
お嬢様…?どいうこと?
「大丈夫ですわ貴方達。大したことじゃありません。
救急車も呼ばなくて結構ですわ。」
「おお!!お嬢様が生き返ったぞ!!」
「良かった!!ほんと良かった!!」
黒服の人達は安心した。
泣いてる人もいるな…
あと生き返ったとか言ってたけど別に死んだわけじゃないぞ。
人はそう簡単に生き返るわけないぞ。
最初のコメントを投稿しよう!