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「ちょっと!どこまでいくのよ?」
「もう少しだ。」
ファーストフード店から出て階段で上に登って行っている。
登ること10分…
「よし!着いた。」
「ハァ…ハァ…あんた…ただえさえあたしがイライラしてんのよ。なのに17階まで階段で登らせるってどいうことよ!?エスカレーターやエレベーターがあったでしょ!?」
「まぁまぁ落ち着けって。軽い運動でもしてイライラを解消してあげようと思っただけだよ。」
「むしろ逆にもっとイライラしてきたわよ!後で顔面ぶん殴るからね。」
ハハハ…こいつに顔殴られたら歯が2、3本折れるだろうな…
「そりゃ悪かったな。でもあれを見たらイライラが無くなるんじゃないか?」
そう言って俺は目の前にある店に指を差した。
「あれっていったいなによ…………」
目の前にある店を見た瞬間彩月の顔が変わりだした。
イライラしていた顔が無くなり目を輝かせていた。
その店はたくさんの鳴き声が飛び交っていた。
ワンワン!
ニャーニャー!
そう。この階を全部仕切っている店。
ペットショップだ。
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