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御薗
「う…………眩しっ」
てかてかと全力で仕事する太陽が恨めしい。
って、ここどこ?
目に優しい緑がたくさんの、森らしき場所に俺はいた。
御薗
「完璧、家の近所ではないよなぁ。なんてったってコンクリートジャングル。」
近くに森とかないし。
んー。
やっぱ異世界なんだろうか。
だとしたら、こんなところでぼーっとしてたら、スライムとか出てきそうだなぁ。
御薗
「ダメージが少なくても、痛いのやだし……。武器になりそうなのないかなぁ。」
遠くに転がってた鞄を近づける。
何入れて来てたっけ。
ミクのキーホルダーが付いた鞄の中には、携帯とPSP、その充電器二つとミクのタオル、筆箱にメモ帳…………役に立ちそうなのは一つもない。
…………お。
きょろきょろと辺りを見渡していると、長い木の枝……枝?枝…なのか、これ。を発見した。
……これでいいか。
ぴこーん!
┌───────────┐
│御薗は木刀を手に入れた│
└───────────┘
!?
今、一瞬頭上になんか見えたぞ!?
ってゆーか木刀!?
なんでそんなのが森にあんのさ!
御薗
「色々と納得いかないけど、とりあえず村的なの探そうかな。」
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