~第一章~ とある街の夜王と女王と俺?八神ですけど?

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プライドなんて捨ててしまえば良い いつまで繰り返すの? 思い立った時が始まりじゃない? もう前を向いても良いよ ジャーン…♪。 あ…つい唄っちゃいました。 丈琉様とれな様は…聴いてましたよ。 後で余分にチップ上乗せだな☆ 「…マスターもしかしてあの有名なバンドの…」 れな様は気づいたようです。 「…内緒ですよ?」 優斗は意味深な微笑みを見せて音楽をクラシックに戻す。 ストラトを立て掛け締めを作り始めた。 「…れな、俺店辞めるよ。お前も辞めてさ、一緒に家庭築いてほしい。些細な幸せでいい。」 「…うん。」 「…結婚しよう。」 ハッピーエンドに向かっています。 良かった良かった。 優斗はしぐれ茶漬けを提供し、一緒にグラス一杯のロックを飲んだ。 「ありがとうマスター。俺決意できたよ。」 「いえいえ、きっかけはなんでも良いのです。決意したのはあなた自身。どうか幸せな家庭を築いてくださいね。」 こうして一夜は過ぎていく。
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