キュン

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そしてお店も混んできて私たちは出ないと行けなくなり近くの赤ちょうちんに入りました。 そこでも話は次から次へと盛り上がり終電の時間… 彼は彼なりに気を使ってくれたのでしょう。 『明日早いんでしょ?』 『うん。明日高速バスで帰るんだよね?何時?』 『わかんない。起きてから決める。久しぶりで部屋も寒いし布団も冷たいだろうなぁ~』 その時の彼の言葉に鈍感な私は気がつなかったのです。 あとで聞いたら一緒にいたいと言ったつもりらしいのです。 駅までの帰り道… 『ねぇ、腕組んで。あこがれてたんだ…』 恥ずかしそうにそう言うと私も慣れていなかったので何となくぎこちなく腕組みしました。 肘が胸に当たると思っていたら 『腕に胸が当たってていいね、もっとくっついて。』 恥ずかしながらまた胸がキュンとして力強い腕を組みました。 改札を入りホームに向かうとき 『時々エッチして。』 さりげなく下を向きながら呟いたのです。 そして私は『うん。』とうなづきました。 この時改めて彼が好きだと心から思いました。 そして別れ際に着いたらちゃんと連絡して。心配だからっていい残し別れました。 その余韻を感じながら家に着き彼に着いたよメールしました。 そしてお休みのメールを貰い、今日は最後まで一緒に過ごしたかった。 布団が冷たいと言った時に家に来てって言えば良かったって後悔しました。 こんなに胸がキュンとするなら…
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