劇団

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寝不足ぎみの私は頭が痛かった。 本当に行くつもりでいるのか?あんなに話し合いしてもかわらないのか心配で仕方なかった。 そしてお昼過ぎにメールがきて “よく考えて決めた。今回は諦めるよ。もし本当に行く事が宿命ならスムーズにいってるはず。でもいかないってことはまた違うチャンスがあるってことだよね?” “変なこと頼んでごめんね。嫌な思いもさせて悪かった” けんちゃんわかってくれたんだ… 長い時間話し合いした甲斐があった。 通じたんだ… 私は体の力が抜けたようにそこに座り込みました。 無駄じゃなかった… “大丈夫。必ずチャンスはくるから。今までもそうやってホストの世界でも№1になってやってきたんだから。私こそキツいこと沢山言ってごめんね。” けんちゃんにそう返事を出しました。 そしたらすぐに “うん。安心したらお腹空いたよ。明日は夜休みだよね?飲みにいこう。仲直り。” “いいよ。明日の夜ね。じゃあ午後の仕事始まるからまたね” 寝不足で頭が痛かったことも忘れて午後からの仕事に戻りました。
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