プロローグっぽいもの

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とある世界に 『太陽がないと生きていけない』 という人々がいた。 その人々は太陽から出ている『太陽素(たいようそ)』を吸って生きている。 『そんなもん出ねぇだろ!』という読者さんからのツッコミが来そうだなと私(作者)は思った。 『太陽素』とは私達の世界で言うと、『酸素』と同じようなものかもしれなかったりそうでなかったり……。 そして吐き出しているのは『二酸化炭素』ではなく『パッ素』である。 『パッ素』は 吐き出した瞬間に跡形もなく消える。 無いものと考えても良い。 ─その世界には『月』がなく、朝の太陽と夜の太陽、つまり、2つの太陽が存在する。
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