俺に汚点なんてないんだからな!

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そんな自己紹介をしながら俺は登校していく。 今は4月…春休みが終わり、始業式が終わって、今日で高校二年生になって二回目の登校である。 俺はいつもと同じように席につく。 するとすぐに話しかけてくるやつがいる。 「おっす陽夢露!今日もイケメンだな!」 「………」 俺は軽くシカトする。 そいつは俺の反応を何とも思わずに続ける。 「てかひむろ~ん!やべーよ俺!一学期早々にある実力テストの勉強一つもしてねぇ!残り三日しかないのに!あぁどうしたら良いと思う、陽夢露!」 「そのまま野垂れ死ね」 「あぁ陽夢露!いや陽夢露君!いや陽夢露様!俺に勉強を教えて下さい!」 そいつは手を合わせて頭を下げる。 「はぁ!?何で俺が弘希に教えなきゃいけねぇんだよ!勉強なんて、自分でやるもんだろ!」 「そこを何とか!頼む!」 「嫌だ。俺にはやることが沢山あるんだ。お前に構っている暇はないね」 すると弘希はうつむきながら悲しそうな顔で微笑んだ。
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