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汚点と言っても俺自身にはない。
俺自身ではなく、俺の家庭に汚点が存在する。
そう…俺の中での汚点…それは…。
それは…。
それは!
「お帰りなさいませ、ご主人様!これから夕食になさいますか?お風呂になさいますか?それとも……わ・た・し?」
こいつだぁぁぁぁぁあ!!
この俺が帰ってくるなり変なことをほざいているやつが俺の中での汚点だぁぁぁぁあ!!
家の中にメイドがいる。
まぁ普通に金持ちの家だったら別に構わないだろうがうちは違う!
別に金持ちって訳ではない。
むしろ経済的にはまずい家庭である。
まぁ一応、ちゃんとした一軒家だし、俺の部屋もある。
だが、俺の父親が他界して以来、母が一人で働いて家計をなんとかやりくりしている状況である。
そんな家庭に何故メイドがいるのか?
説明しよう!
こいつはある日―「ご主人様!どうなさいますか?……まさか!本当に私と!やだ、今日準備できてないから私勝負下着着てない…。それでも構いませんか?ご主人様?」
構います。
てか…。
「人の心の中を邪魔するなぁぁぁぁあ!!」
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