序章

10/10
前へ
/10ページ
次へ
「―――分かった。それまで俺達で現場を保存しておく」 神威は通信を切るとため息をついた 理由は回収部隊の到着の遅延 (これなら、ゲンヤさんのとこから何人か借りてくれば良かった……それにしても―――) 神威は奪還した巨大な魔法水晶を見上げた (魔法水晶といっても『ジュエルシード』のように強力な魔力が封印されているわけでもなく、ごく微量に魔力を感じる程度でしかない。でも、機械兵器がこれを奪取しようとしたのだから、何かしらのロストロギアである可能性もあるな) 神威は通信画面を開くと、ヴィータに繋いだ 「ヴィータ」 『隼人か!?すぐに発掘班の避難場所に来てくれ!!』 それだけ言うとヴィータとの通信が切れた 神威は魔法水晶の周りに何人かの魔導師を残すと避難場所へと飛んで行った
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加