第一章:始マリ始マリ

3/9
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
行き交う色とりどりの車 途切れる事がない人混み その中に歩き疲れてフラフラとイスに座る男。 「はぁ、全然いい場所ないな。もしかして俺の条件ってキツいか?」 独りでため息を尽きながら話すイケメン。(イケメンではない) そう、本主人公である佐原部龍也である。 「とゆうか歩き回る時間より信号に捕まる時間が長いとゆう‥‥ぐへぇ疲れたぁ。」と言ってキャリーケースを支えにしため息をついた。 携帯電話をポケットから取り出し目を落とす。 「いっそのことアイツらに電話して‥‥いかんいかん奴らに頼るなんて‥落ち着け俺落ち着くんだ!!」 頬をバシバシと叩く。 うん 周りから変な目で見られたけどあえて気にしない。 「くぅー、よぉしもういっちょ頑張ってみるか。」 背伸びをして再び歩き出した。 すると『激激激激☆ヤバ物件DEATH★ミ』という怪しげな貼り紙を発見した。まぁ色々突っ込む所はあったが今は疲れてるし面倒臭いのでオカマ死神だろうが力を借りる事にして書いてある住所通りに行くことに?‥‥『この通りの二本先の路地をかにさん歩きで抜けたら店舗があるので戸の前にたってソロモンよ私は帰ってきたぁぁあと叫んで下さいテヘリンコ☆ミ』 と書いてあったがその貼り紙を剥がしぐしゃぐしゃにして引き裂いて捨てた事は言うまでもない。とりあえずこれを書いた奴をみっくみくにしてやんよと誓いその某カマ死神みたいな店主の居るであろう不動産屋(?)に歩き出した。 二本先の路地が狭くかに歩きをしないと行けなくて悔しさの余りセルばりの畜生ぉお!!とゆう心の叫びが出た事は俺と相棒(パトラッシュ)との内緒の話だ。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!