「迷っちゃったんでしょう?」

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夕日に映える、無機質な建物。 連なって、重なって、地平線をどこまでも隠していた。 一瞬、それは目の前に立ちふさがっているように思えたが すぐに、自分はその景色に周りを囲まれているのだと気付いた。 ああそうか、俺は捕らえられてるんだ。 逃げることなんて、できないんだろうな。
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