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その夜は、再び一つの布団で眠り朝を迎えた。
そして、それから、さらに2日が経った。
「おはよう、五郎」
「一三、おはよう」
目覚めたばかりの五郎は、起こしに来た一三とキスをする。
2人は、すっかり仲直りして、さらに仲が深まった。
「一三、今日はデートしようか」
「五郎…うん!」
車で町まで行くと、一緒に買い物をしたり、あの本屋にも顔を出した。
「「こんにちは」」
「一三さん!五郎さん!」
「おかげさまで、仲直り出来たよ。ありがとう」
嬉しそうな一三の顔。
店主は、2人の表情を見るだけでうまくいっている事は、すぐにわかった。
「良かったですね!そうだ、一三さん」
店主は、一三にある物を渡した。
「家に帰ってから、見てくださいね」
それから2人は、お茶をしてから家に帰った。
「そういえば、これなんだろう?」
一三は、こっそりと、本屋の店主にもらった物を見る。
中には、可愛らしいエプロン、そして小さな紙が入っていた。
そこには
『一三さん、これをハダカで着てみてください。きっと良い事がありますよ』
と書かれていた。
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