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「!! ハ、ハダカで…!?ええっ…」
戸惑っていると、五郎が声をかけた。
「どうした?一三」
「な、なんでもないよ!!」
さっとエプロンを隠すと、夕飯の支度を始める。
それから、食事を済ませ、入浴する。
先に五郎が入り、続いて一三。
一三は、あのエプロンの事が気になっていた。
「はぁ…どうしようかな。ハダカにエプロンだなんて…変な感じだなぁ」
迷いながらも、一三は風呂から出ると、素肌にエプロンを一枚だけ身につける。
「…五郎、なんて思うかな」
五郎が待つ布団へ向かう一三。
「五郎、出たよ」
一三の声に、五郎が振り向く。
「おっ、一三、出てきたのか… !!!」
五郎の動きが、一瞬、止まる。
「おま…なんだよ、そのカッコ…」
一三はうつむき、顔を赤くしている。
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