―――第1章・出会い―――
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あたしは、思わず拍子抜けした。 明らかに違う場所に居て 式が始まっているのに―――…。 彼にもそれを告げた時 目の前を心地良い風が勢い良く吹き抜けた。 「ほら、見てみ」 そう言われ、式に出る事を説得するつもりでいたはずが 1歩前に進んだ瞬間――― あたしの声は 歓声に変わっていた。
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