―――第1章・出会い―――

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「俺1人で屋上で過ごすつもりだったけど、俺のシナリオとは違った。もう1人、女が居たって事!」 その言葉を聞いた時 あたしの中に衝撃が走る。 あたしが居てはマズかった…? 彼1人で過ごしたかった…? そんなあたしの心境を無視して また話し続ける。 「でもよ!俺が考えてる高校生活とは、また違ったモンになンじゃねぇかって思うと、それもまた楽しみだよな!例えば、恋に落ち……!!」 彼の声が急に止まった。 恐らく… あたしと視線がぶつかってるからなんだと思う。 お互いにそのままの状態で 沈黙が続く―――…。
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