―――第1章・出会い―――

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「あ…いや…何でもねぇや!」 視線を逸らしたのも 沈黙を破ったのも ―――彼が先だった。 目を合わせないまま 屋上の出入口まで駆けて行き こちらへ振り返って、彼は言う。 「俺、戸田 玲雄!変な話して悪かった!」 それだけ言い放つと 階段を飛ばして下り 姿を消してしまった―――。 ― ―― ――― ―――― ―――――
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