―――第2章・回想―――

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くじを手にし 笑顔で伝えに来た彼女が 発した数字は ―――「13」 窓際で左奥の 後ろから2番目。 2学期の最後まで この席でいるという事は 夏休み前の季節が 若干、暑いのみで 絶好の場所である。 続いて 玲雄の引いた番号の公表。 彼が黒板に書き終えた後 番号と席を予め確認していたあたしは 無意識に表情が緩む。 20を引いた玲雄は 巴の1つ後ろ。 そして 15番のあたしは 彼の右隣。 この時の3人は 室内で 最高に盛り上がっていた―――。
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